息を吸うだけで免疫が3倍アップする呼吸3つの改善法!

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免疫をアップする呼吸法

「免疫」とは「健康」そのものです!

病気の発生を抑え、健康を維持するのが免疫です。その免疫の効果が、呼吸のやり方でガラリと変わってしまいます。その免疫の違いは3~5倍といわれるほどです。

あたなの呼吸は大丈夫ですか?

あなたは「口」で損をしている!

あなたは、どこから息を吸って、どこから吐いていますか?

日本人の8割は、口から吸って口から吐いています。普通ですか?
動物界で口から息を吸って口から吐く「口呼吸」をしているのは人間だけです。ちなみに犬が舌を出してハアハアしているのは、口から熱を放出しているだけで、息をしているわけではありません。

人間は言葉を覚えたことで「口呼吸」を身に着けたと考えられています。 しかし「口」は本来呼吸器官ではありません。そのため息を鼻から吸って鼻から吐く「鼻呼吸」との違いは、免疫に大きな違いをもたらします。

もしもあなたが「口呼吸派」だとすると、大きな損をしていますよね!

「口呼吸」と「鼻呼吸」の違い!

口は呼吸器ではありません。そのためまったくの無防備です。

口呼吸と鼻呼吸の違い!

   口呼吸  鼻呼吸
 細菌やウィルス除去  ダイレクトに肺に侵入  鼻甲介や粘膜によって吸着
 温度の管理  冷気が肺や内臓を冷やす!  体温まで上昇させ肺に送る!
 湿度の管理  乾気が喉や肺を乾燥させる  90%まで加湿する(加湿機能)
 内臓の働き  肺の上部のみの運動  横隔膜筋が内臓全体が活性化

その他の「鼻呼吸」のメリット!

上の「口呼吸と鼻呼吸の違い!」で、免疫の効果に大きな差ができます。

ちなみに肺を中心に体温が1℃下がると、免疫は3分の1に低下するといわれています。また極端な例として、北極圏などの極寒では鼻呼吸が基本です。口呼吸をすると肺が凍ってしまうそうですよ!

その他「鼻呼吸」で期待できることは「ドライマウス」「唾液不足」「いびき」「無呼吸症候群」「翌朝の疲労感」「鼻づまり」「慢性鼻炎」「認知症」「生活習慣病」などの予防や改善があげられます。

口呼吸から鼻呼吸に改善する3つの方法とは?

さあ、口呼吸を鼻呼吸に改善する「得」は、ご理解いただけたことと存じます。それでは簡単にできる鼻呼吸改善法をご紹介します。

1、舌押上法

舌の正しい位置

得られる効果

  • 自然に鼻呼吸になる
  • 舌の筋力アップ(いびきや無呼吸症候群の防止)
  • 口周りの筋力アップ(噛筋、顔筋アップ)
  • シワやタルミの防止(顔が引き締まる)
  • 唾液の分泌を促す(唾液も免疫の一種です)
  • 鼻腔が温められ鼻呼吸機能が強化される

正しい舌の位置はご存知ですか?

正しい舌の位置

あなたの舌はどこの位置にありますか?

口呼吸になる最大の理由、それは舌の位置にあります!

舌が正しい位置にあると、頬の筋肉に頼らなくてもしっかり口が閉まり「鼻呼吸」になります。舌押上法を習得した後、鏡で顔を見てください。変化が起こっています。

舌押上法の習得!

①意識して舌を口蓋(こうがい:口の中の天井に当たる部分)に押し当てる(比較的に短期間で習慣化できます)

②2~3日で舌の筋力がアップします。意識しなくても舌押上状態を維持できていると思います。

③稔のために21日間は意識してください!完全にフルタイム鼻呼吸になっていることでしょう。

舌が正しい位置にある状態で、鏡で顔を見てください。そこには引き締まった顔がありませんか?

  2、歯みがき改善法

歯垢をとる正しい歯みがき

「口呼吸」になる原因が、「歯垢/しこう」であるという研究発表がされました。

みがき残した歯垢(歯周病菌や細菌のかたまり)が、喉の奥周辺にある扁桃(へんとう)を炎症させます。それが鼻腔全体に広がり、炎症や腫れを引き起こし、鼻づまりを引き起こします。その結果「口呼吸」になり、更なる悪化の連鎖が始まるというものです。

***

  3、睡眠サポート法

もっとも油断してしまうのが睡眠中です。口呼吸で睡眠中に起こる症状は「無呼吸症候群」「いびき」「歯ぎしり」「ドライマウス」「疲労感」「脱水症状」などです。鼻呼吸になると、それらの症状はウソのように改善されます。   睡眠中に鼻呼吸を維持するための3つ方法をご紹介します。

  ①テーピング(鼻孔確保)

鼻孔拡張テープを使い吸気路を広げて、鼻呼吸をしやすくします。 様々なメーカーが販売していますので、体に合ったものをお使いください。商品によって使用感は全く違います。

  ②テーピング(閉口)

テープで口をふさぎます。違和感はありますが、すぐに慣れます。しばらくするとテープに頼らなくても、口を閉じて寝ることができます。

  ③枕の高さ調整

横になった時、頭と体のラインは水平が基本です。口呼吸者の共通点は、気道を確保するため、顎が前に出ていることがあります。その状態で起き上がると「ねこ背」です!高枕や低枕は鼻呼吸の気道を狭め、口呼吸になります。   枕の理想的な高さは、薄い座布団1~2枚分です。

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まとめ

  • 口呼吸から鼻呼吸に改善すると、免疫がアップして健康面で大きく得になる。
  • 鼻呼吸改善は3つの方法で、簡単に鼻呼吸が習慣化できます。  

参考文献:「口呼吸は治る」歯科医師梅田龍弘著(自由国民社)、「健康は「呼吸」で決まる」西原克成著(実業之日本社)、「口呼吸をやめれば若くなる!」西原克成著(青春出版社)

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