生活習慣病を発症させる「無呼吸症候群」の原因とは?

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心筋梗塞の予防

生活習慣病は「無呼吸症候群」が原因!?

生活習慣病の原因は、無呼吸症候群だけではありません。しかしかなりの確率で影響していると思われます。少なくとも無呼吸症候群を放置すると危険性が高まることは事実です!

その無呼吸症候群を完治させるには、まずはその原因の理解が大切です。

 

無呼吸症候群とは?

睡眠中の無呼吸状態

無呼吸症候群とは、睡眠中に全く息をしていない無呼吸状態をいいます。目安は口または鼻の気流が10秒以上、かつ継続的に停止することとされています。また完全停止ではなく、気流の50%以上が減少する低呼吸は、無呼吸症候群の予備軍とされています。

無呼吸症候群の影響

無呼吸症候群が原因で、さまざまな病気や症状を悪化させます。

代表的なものとして、脳機能障害(認知力・集中力・認識力などの低下)、高血圧、高血糖、免疫低下症、内臓機能の低下、ガンなどの発症促進と抑制力低下などがあります。

睡眠中に呼吸が止まる2つの原因!

睡眠中に呼吸が止まってしまう原因は2つあります。

1つめの原因は、空気の通り道である気道が、何らかの物理的な要因によって、狭くなるか塞がってしまう「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」(OSA)です。

2つめの原因は、呼吸中枢の異常により、正しい呼吸命令が伝わらない「中枢性睡眠時無呼吸症候群」(CSA)です。またそれらの2つ原因が混合した「混合性睡眠時無呼吸症候群」も稀に起こります。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の図

睡眠中に舌根部(舌の付け根部分)や口蓋垂(のどちんこ)、軟口蓋(口腔上部の後ろ側の柔らかい部分)が、筋弛緩することで垂れ下がり、気道(上気道)塞ぐことで起こります。これは舌根部分まわりの筋力が低下したことが、最大の原因で発症します。

また肥満者は非肥満者の3倍以上、アゴの骨格が小さい人が発症しやすいとされています。無呼吸症候群の9割以上はこのタイプです。

この無呼吸症候群の解決は、舌や口周りの筋肉をつけることがポイントになります。簡単に舌などの筋肉をつける方法は「***」で説明しています。

中枢性睡眠時無呼吸症候群

脳血管障害や心臓疾患などの呼吸器系の障害が原因になることがほとんどです。このタイプは全体の数%しかありません。

 

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