「肝臓の病気」大百科!肝臓病を克服する3つの知恵!

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飲みすぎ

4人に1人!肝臓の病気は増加しています!

30~40歳代で増加!もっとも忙しい臓器「肝臓」の負担を減らすことが大切です。飲みすぎ、食べ過ぎ、過度なストレスを減らし、しっかりと予防法を行うことが、
静かなる死神「肝臓病」のリスクを減らします。

  1. 肝臓の役割とは?
  2. 肝臓の病気の種類
  3. 肝臓の病気の原因
  4. 肝臓の異常を早期発見!
  5. 肝臓の病気を治療する!
  6. 肝臓病を克服する3つの知恵
  7. まとめ

肝臓の役割とは

1番の働き者!内臓のなかで、もっとも多くの仕事をしています。特に化学物質などの分解・合成を行っています。その仕事は4つに分類できます。

1、アミノ酸をタンパク質に合成する!

肉や魚などのタンパク質は、胃腸で消化され、アミノ酸にまで分解された後、小腸で吸収されます。体内に取り入れられたアミノ酸は、骨や筋肉、脳や血管・神経などのタンパク質に合成されます。そのタンパク質の種類は10万といわれ、必要に応じて作りわけするのです。

2、栄養素を一時的保管庫として蓄える

タンパク質に組み込まれなかったアミノ酸は、単独で仕事をするため、血中を浮遊するか、肝臓に一時保管されます。糖質やビタミン・ミネラルなども、いつでも出動できるように、肝臓で短期保管されるのです。保管が長期になった場合は、タンパク質や糖質は中性脂肪になり、ビタミンやミネラルは尿と一緒に排出されます。

3、有害物質の解毒処理をする

薬物、合成食品添加物、アルコール、アンモニアなどの毒物を分解・解毒します。

もっとも肝臓に負担をかけるのが、この解毒作用で肝機能の低下をまねきます。それによりウィルスやストレス、毒素への耐性が弱くなり、疲れや肝機能障害を引き起こしやすくなるのです。

4、脂肪の消化・吸収をサポートする胆汁や酵素をつくる

 脂肪を分解する胆汁や、消化を助ける酵素なども、肝臓が作っています。この仕事は優先順位が低いため、肝臓が機能低下すると、後回しにされます。それにより肝臓が疲れると、消化不良や食欲減退などの症状が出やすくなるのです。

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 肝臓の病気の種類

肝臓ガンへのステップ

  • ステップアップする肝臓病
  • 脂肪肝!4人に1人の肝臓ガン第1章
  • 肝炎4つのタイプ
  • A型肝炎とは?
  • B型肝炎とは?
  • C型肝炎とは?
  • 肝硬変!静かなる死神「肝臓ガン」の一歩手前!
  • 肝臓ガン!死因第4位の悪性疾患 

4人に1人が、肝臓になんらかの異常があるとされています。その多くは肝臓病の初期症状である「脂肪肝」です。肝臓は痛みを感じない臓器なので、病気の進行に気がつかないことが多いのです。

  • 初期段階の「脂肪肝」や「肝炎」
  • 長期になると「肝硬変」
  • 最終段階の「肝臓ガン」

ステップアップする肝臓病

肝臓病は気付かぬうちに進行していきます。初期に適切な対応ができれば、怖い病気ではありません。しかし手遅れになると、死の序曲になります。そんな肝臓病は、3段階で捉えることができます。

ホップ「脂肪肝・肝炎」 → ステップ「肝硬変」 → ジャンプ「肝臓がん」

また、肝炎から脳炎(死亡率7割)を引き起こしたり、解毒作用や酵素の製造が上手くできないことから、他の臓器への悪影響も大きくなります。つまり、様々な病気の土台が出来上がるのです。

脂肪肝!4人に1人の肝臓ガン第1章脂肪肝

 日本人の4人に1人、または3人に1人といわれる脂肪肝!放置すると、肝硬変や肝臓がんになる可能性が、異常に高くなります。

脂肪肝とは、肝臓に脂肪が溜まっている状態のこと。つまり肝臓の肥満で、フォアグラ状態のことです。健康な肝臓の脂肪率は3~5%、10%以上が脂肪肝になります。脂肪の3分の2は、リン脂質 (レシチン)で、残りが中性脂肪やコレステロールなのですが、脂肪肝は中性脂肪が異常に溜まる状態です。

2種類の脂肪肝

1、アルコール性脂肪肝:アルコールの飲みすぎで、肝臓に中性脂肪が溜まっている状態です。30~40歳代に多い病気です。正式には「アルコール性脂肪性肝疾患(肝炎)」といいます。

2、非アルコール性脂肪肝:アルコールを飲まなくても脂肪肝になります。原因は食べすぎや運動不足です。やはり放置すると、肝硬変や肝臓がんに進化していきます。正式名称は「非アルコール性脂肪性肝疾患(肝炎)」 

 脂肪肝について詳しく知りたい方は「脂肪肝を生活習慣を変えずに簡単に治す方法

肝炎4つのタイプ

◆肝炎の原因には、大きく分けて4つあります。肝炎ウィルス

  1. ウィルス性:A型、B型、C型、D型、E型などウィルスによるもの
  2. 化学物質性:薬物や毒素などの化学物質によるもの
  3. アルコール性:アルコールの飲みすぎによるもの
  4. 自己免疫性:自己免疫の異常によるもの

◆ウィルス性肝炎の3つの経過

1、急性肝炎:A型、B型、E型肝炎ウィルスによるものが多く、急激に障害が発症する(発熱、黄疸、倦怠感など)

2、劇症肝炎:急性肝炎から8週間以内に、高度な肝機能障害を引き起こし、脳症などに進行する。生存率30%ほど

3、慢性肝炎:B型、C型に多く、長期にわたり肝機能障害を引き起こす。徐々に肝臓が線維化していき肝硬変を進化することが多い。

A型肝炎とは?

A型肝炎の特徴

日本の急性肝炎の40%を占めます。感染力が強く、以前は「流行性肝炎」とも言われました。A型肝炎ウィルスは、便を媒介として、汚染された水や魚介を通じて経口感染を拡大します。衛生状態が悪い地域を訪れる場合は、注意が必要です。

A型肝炎の症状は?

感染後、潜伏期間は2~6週間ほどです。高熱や全身倦怠感、下痢や嘔吐、食欲不振など風邪に似た症状が2週間ほど続いた後、自然に治癒します。慢性肝炎になることはありません。また一度A型肝炎を発症すると、永久免疫ができ、再発することはありません。

B型肝炎とは?

 B型肝炎の特徴

B型肝炎は血液により感染するため、空気感染や経口感染はしません。主な原因は、輸血、予防接種での注射針の使いまわし、母子感染、セックス感染です。血液や体液が、皮膚や粘膜の傷口から入り込み感染するのです。

B型肝炎は、再感染のない一過性のものと、慢性化する持続性感染があります。つまり治るか、治らず進行するか、の違いです。一過性の場合は健康な成人が感染した場合、ほぼこの一過性になります。一過性は一度かかると、再感染はしません。再発症もありません。

慢性化するタイプのものは、母子感染や乳幼児期に感染したものが多く、未熟なために異物と認識できず、肝炎を起こさないかわりに排除もされず、体内に居続けます。

B型肝炎の症状は?

一過性のB型肝炎は、1~6ヶ月の潜伏期間を経て、急性肝炎を発症させます。症状は人によって様々で、発熱や黄疸などの典型的な症状が多く見受けられます。また感染しても7~8割の方は、症状がでない不顕性感染です。

慢性化したB型肝炎ウィルスは、幼少期を無症候期で過ごし、10~30歳にかけて、不完全ながらも免疫が機能し、ウィルスを排除しようとすることで肝炎を引き起こします。その後、症状は沈静化しますが、ウィルスは完全に排除されないことが多く、10%ほどが慢性肝炎になります。

C型肝炎とは?

 C型肝炎の特徴

血液で感染しますが、感染力が弱いため、日常生活で感染することはほとんどありません。原因の多くは輸血によるものです。症状が軽いため気付かないうちに慢性化して、肝硬変に移行することがあります。この時点でも、ほとんど症状が現れないこともあります。

B型肝炎とは違い、成人で感染した場合は治りにくく、7~8割の人が慢性肝炎になります。

C型肝炎の症状は?

2~16週間の潜伏期間があり、その後、発熱や関節痛、食欲不振や頭痛などの急性肝炎の症状を引き起こします。しかし症状が軽いために、多くの人は気付かずに慢性化していきます。 

 

肝硬変!静かなる死神「肝臓ガン」の一歩手前! 肝硬変

脂肪肝や肝炎が、長く続くと「肝硬変」になります。文字通り、肝臓が硬く小さくなる状態です。

それにともない、肝機能が著しく低下することで、肝性脳症や多臓器機能の低下、静脈瘤などが起こりやすくなります。ここで食い止められなければ、肝臓ガンになる確率が高くなります。

 

 肝臓ガン!死因第4位の悪性疾患肝臓ガンの死亡者数-2

 年間3万人以上の方が、肝臓ガンで亡くなります。男性第4位、女性は第5位のガンによる死亡率です。ここまでくれば、進行が止められても、肝機能を回復させることはできず、生涯苦しい生活を強いられることとなります。

肝臓ガンの原因は、過度の飲酒とされていますが、実際に飲酒での発症は5%しかありません。脂肪肝が15%、B型肝炎が15%、C型肝炎が65%となります。

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肝臓の病気の原因は? 

 肝臓病の原因は、初期段階である「脂肪肝の原因」と「肝炎の原因」に大きく分けられます。

脂肪肝の原因を絶つ!過度の飲酒

「飲みすぎ」「食べすぎ」などの生活の乱れが原因となります。アルコールの飲みすぎでは「アルコール性脂肪性肝疾患(肝炎)」となり、アルコールによらない原因の場合は「非アルコール性脂肪性肝疾患(肝炎)」となります。

この段階では、生活習慣の改善のみで、脂肪肝が治ります。

肝炎の原因は多種多様!飲酒による死亡率相対リスク

肝炎は、激しい痛みをともなう場合と、何も感じない場合があります。アルコールや化学物質などが原因の場合、激しい痛みをともなうことがありますが、ウィルス性の場合は、なんの痛みや違和感も感じないことが多いのです。

ウィルスの感染源

肝炎ウィルスは5種類あり、その感染経路は大きく分けて「血液感染」と「経口感染」の2つです。その中でも、進行型のB型とC型は「血液感染」です。その原因は、 

①注射器の使いまわし ②輸血 ③母子感染 ④性交渉 ⑤その他

の5つに分けられます。

 感染経路  種類  特徴
経口感染  A型肝炎ウィルス(HAV) 慢性化せず完治可能、日本で多い急性肝炎
E型肝炎ウィルス(HEV) 慢性化せず完治可能、特に東南アジアに多く生肉などで感染
血液感染   B型肝炎ウィルス(HBV) 成人感染は急性肝炎、母子感染や乳幼児期感染で慢性化かキャリア
C型肝炎ウィルス(HCV) 成人感染が多く8割が慢性肝炎、母子感染はまれに起こる
D型肝炎ウィルス(HDV) B型ウィルスに依存して増殖、日本ではあまりない

その他の肝炎の原因

  • 薬や化学物質による肝炎
  • アルコールによる肝炎
  • 免疫の異状による肝炎

があり、どれも治療により完治することができます。

また女性の場合、アルコールによる死亡リスクは、男性をはるかに凌ぎます。それは肝機能の低下で、女性ホルモンの分解が進まず、肝臓の炎症を促進させることによります。

隠れ肝炎!突然発症するキャリア組

ウィルス性肝炎の年間患者数は50万人ほどですが、症状が出ていないキャリアといわれる人は300~400万人といわれています。その多くは、自分がキャリアであることを知らないでいるのです。(通常の血液検査では分からない)

中には、一生発症しない人もいますが、突然発症して進行することがあります。キャリアの方が酒を飲み続けると、10年以内に7割の確率で肝臓ガンになることが分かっています。

検査を受けられたい方は、簡単な採血だけで分かります。地域によっては、無料で「肝炎ウィルス検査」を行っている自治体のも多いので、お近くの保健所で確認ください。 

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肝臓の異常を早期発見!

肝臓病は、何の症状も現さないことがありますが、進行・悪化すると、様々な症状が顔をだしてきます。次にひとつでも該当する方は、病院で検査してください。早期発見・早期治療が大切です。

  1. 尿の色が濃い(続いている)
  2. 微熱が続いている
  3. むくみが出る
  4. 腹水がたまる、下腹部がふくれる
  5. 疲れやすい
  6. 食欲がない
  7. 皮下に内出血が現れる
  8. 白目や肌が黄色くなった(黄疸)
  9. 女性化乳房(男性でも乳腺が発達する)

 

肝臓の病気を治療する!

治療法は主にウィルス性肝炎を中心に解説します。

脂肪肝の治療法

脂肪肝は簡単に治すことができます。食事、運動、禁酒などの生活習慣を改善するだけで、肝臓の脂肪は減少します。皮下脂肪と比べて、落としやすいのが特徴です。しかし、生活習慣がもとに戻れば、すぐに脂肪肝に戻ります。

 A型肝炎の治療法

A型肝炎は、2週間ほどで自然治癒します。免疫ができ、その後再発することもありません。高熱や下痢などで体力が低下した場合などには、点滴や入院といったこともあります。

B型肝炎の治療法

B型肝炎には、主に2つの薬物療法が行われます。1つは肝炎ウィルスの増殖を抑える抗ウィルス剤であるインターフェロンの投与です。もう1つは、肝臓の炎症を抑える肝庇護薬の投与です。またステロイド製剤を大量投与した後、突然投与を中止することで、急性肝炎を引き起こさせ、ウィルスを撃退しようとする治療法もあります。

 C型肝炎の治療法

C型肝炎の治療法は、ほぼB型肝炎と同じく、インターフェロン療法と肝庇護療法になります。その他、2013年に承認された薬品で、85%の人が治ったとされます。キャリアの場合は、一生涯発症させないことも確認されています。ただし、現在も手探り状態で、強い副作用がどう起こるか予測できなかったり、まれに耐性をつくり薬品の効果を消滅させるケースもあります。

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肝臓病を克服する3つの知恵

1、原因をつくらない知恵

節制はツライですよね!

生活習慣を改めるといっても、飲酒を制限する、禁煙する、脂肪の多い食事を控える、セックスしない、適度な運動を継続的に行う、など「修行僧でもあるまいし、現実的にはムリです!」と思われるでしょう。急性肝炎で苦しめば別ですけど、健康でしかもストレスの多い方が行うには、やはり知恵が必要です。

これは心理学の世界ですが、「制限」「禁止」などは、脳に強烈な記憶を焼け付けます。これは危険を忘れないための脳のシステムなのです。つまり、禁煙や禁酒、禁欲をすればするほど「したくなる」のです。これが通常の人間です。

では、どうすれば?

方法は2つです。「恐怖の植付け!」と「快楽への移行!」です。

恐怖の植付け!

苦しみを強烈に印象付け、その恐怖から逃れようとする本能を利用します。

  1. 肝硬変や肝臓ガンの写真を入手(インターネットで簡単に見つかります)
  2. 朝起きたとき、夜寝るとき、布団のなかで強烈にイメージする
  3. 自分の肝臓がそうなり、どんな人生が待っているのか想像する
  4. 2週間以内に、生活習慣に落とし込む

注意!2週間以上継続しないで下さい。脳機能がそのように動き出しますから!それ以内に生活習慣に落とし込んでください。

快楽への移行!

苦しいことに目を向けるのではなく、それをすることで得られる、もしくは考えられる楽しいことを計画する。そして楽しくワクワクするそのことに、意識を置きます。

  • 節約で余ったお金で「買う物」を決めておく
  • 旅行を計画して、積み立てを開始する
  • 飲酒日を半分にして、飲む日を楽しみに変える(毎日惰性で飲むのは最悪)
  • 会社のマラソンクラブや外部のスポーツコミュニティーに参加(フィットネスなど)
  • 昔やっていた、やりたかったことを趣味にしてみる
  • その他、楽しいと思えることをする

意識付けするだけでも、効果はあがります。

2、肝臓力をつける知恵

簡単!便利!効果絶大!の食べるだけで肝臓力をアップする2つの成分を紹介します。

肝臓にもっとも貢献するレシチン

①脂肪肝を防止する

レシチンに含まれるコリンが、肝臓に脂肪がたまるのを防ぐことが、ノーベル医学賞を受賞した米国のバンチング博士の研究で突き止めました。肝臓が機能低下したことで、肝臓内のレシチン生成力が減少し、肝臓に脂肪が蓄積することが分かったのです。

積極的にレシチンを摂取することで、肝硬変の前兆である脂肪肝を防止することができるのです。特にお酒を飲まれる方は必須です。

②肝臓へのウィルス侵入を阻止する

感染とは、ウィルスが細胞膜を食い破り、細胞内に侵入することです。つまり、血中にウィルスがいても感染ではなく、細胞に入り込んで始めて感染します。インフルエンザのウィルスを吸い込んでも、インフルエンザにかかる人と、かからない人がいるのも、この違いによります。それはレシチンがつくる「細胞膜」の力なのです。

レシチンは、細胞膜の40%を占めるリン脂質です。

③肝細胞の活性化 

細胞の元気度は、血管、血液、細胞間物質、細胞膜、で決まります。

レシチンは「血管のお掃除屋さん」といわれ、血管内部の血栓や動脈硬化を排除します。また中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させ、ドロドロ血液をサラサラ血液に変える働きをしています。

さらに、レシチンによって作られた細胞膜は、栄養や酸素を細胞内に取り入れたり、細胞内の老廃物を細胞外に排出したりして、細胞の新陳代謝を高めます。

ちなみに細胞間物質の主要素は、コラーゲンです。レシチンはコラーゲンの変わりはできませんが、コラーゲンの生成を高める成長ホルモンの分泌を盛んにします。

 

オルニチンで解毒&エネルギーUP!

①解毒作用を高めるオルニチン回路

アンモニア毒素が適切に処理しきれず、体内にアンモニアが充満すると、疲れや気力低下の原因になります。アンモニアがあふれ出し、脳に回ると脳炎を引き起こし後遺症を残します。

このアンモニアの解毒作用をしているのが、肝臓内にある「オルニチンサイクル(尿素回路)」です。毒性の強いアンモニアを無害な尿素に変えます。オルニチンは、その回路を重要な構成成分なのです。

オルニチンが不足すると、オルニチンサイクルの機能が低下して、アンモニアが処理しきれない事態になります。

②疲れの原因!エネルギー不足を補うオルニチン

オルニチンサイクルの活性化は、細胞内のミトコンドリアに働きかけ、肝細胞自体を機能を保つことができます。またアンモニアは、細胞内のエネルギーの製造を阻害して、エネルギー代謝を弱めます。このエネルギー不足が「疲労」「運動機能の低下」につながるのです。

つまりオルニチンは、肝臓の主な仕事である解毒処理を高め、肝細胞のエネルギーを高めてくれるのです。

 

3、肝臓をチェックするための知恵

医療の進化にともない、早期発見(発症前)することで、肝臓病「ウィルス性肝疾患(肝炎)」の症状を発症させなくすることが可能になってきました。また発症後であっても、初期段階であれば症状を抑えこむ事も可能です。

一度、検査を行ってください!

通常の血液検査では、肝炎ウィルスの有無は分かりません。「肝炎ウィルス検査」と要望すれば、体外の病院やクリニックでやってもらえます。自治体によっては「無償」で行っているところもあるので、お近くの保健所でご確認ください。

母子感染や乳幼児感染のような慢性化しやすいキャリア検査の場合は、1度やっておけば確認できます。成人感染は、潜伏期間が短いため、検査による事前準備は難しくなります。1の「原因をつくらない知恵」と、2の「肝臓力をつける知恵」でカバーしてください。

 

 まとめ

肝臓病の種類

  1. 分類方法1:「急性型」と「慢性型」
  2. 分類方法2:「完治する」と「完治しない」
  3. 分類方法3:「アルコール性」と「非アルコール性」
  4. 分類方法4:「ウィルス性」と「非ウィルス性」

原因と進行状態により病名変化/肝炎、肝硬変、肝臓ガン、

肝炎の分類

  • 脂肪肝(脂肪性肝疾患(肝炎)
  • ウィルス性肝炎(A~E型の6種類、またはF型までの6種類説」
  • 化学物質性肝炎
  • アルコール性肝炎
  • 自己免疫性肝炎

肝臓病の原因

  • ウィルスによる感染:食べ物による「経口感染」と「血液感染」
  • アルコールによる疾患:アルコールの飲みすぎによるアルコール性肝炎、脂肪肝
  • その他:化学物質や自己免疫異状が原因による肝炎

肝臓病の治療

 薬物療法のみ:ウィルスの増殖を抑えるインターフェロン治療と、炎症を抑える肝庇護療法

肝臓病の予防と改善

  1. 原因を無くす方法
  2. 肝臓力を高める方法 
  3. 早期発見のために

 

リンク集

  • 脂肪肝について詳しく知りたい方は「脂肪肝を生活習慣を変えずに簡単に治す方法
  • ウィルス性肝炎について詳しく知りたい方は「C型肝炎・B型肝炎・A型肝炎の特徴と予防法!」
  • 肝臓ガンについて詳しく知りたい方は「肝臓がんにならない3つのポイント」
  • レシチンについて詳しく知りたい方は「レシチン大辞典
  • レシチン商品について知りたい方は「レシチン徹底比較!効果と費用の大検証」
  • オルニチンについて詳しく知りたい方は「オルニチンで疲れない!肝機能が高まる活用法!」
  • オルニチン商品について知りたい方は「オルニチン徹底比較!効果が高いのはコレだ!」

 

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